呼吸器内科について
呼吸器内科とは、呼吸に関わる病気を診るところです。 少し専門的になりますが、歯やアゴは歯科口腔外科、耳・鼻・のど・声帯あたりまでは耳鼻科、のどの奥の食道から胃へは消化器内科、気管・気管支・肺の病気を呼吸器内科が診ます。
呼吸器内科の中で、実際の病気もいくつかに分類されます。呼吸器感染症、呼吸器アレルギー疾患、びまん性肺疾患、腫瘍性肺疾患、その他です。
感染症は気管支炎や肺炎に代表される疾患群です。細菌やウイルス、真菌(カビ)や寄生虫も診療範囲に入ります。呼吸器アレルギー疾患は気管支喘息がメインですがアレルギー性の咳嗽(せき)やアレルギーが原因で起きる肺炎(過敏性肺炎、好酸球性肺炎)なども含まれます。
びまん性肺疾患とは肺全体が広く同時に侵される疾患と定義されますが、間質性肺炎が代表的です。腫瘍性疾患は肺がんなどです。
その他には禁煙外来、睡眠時無呼吸外来、過換気症候群、心因性咳嗽などが含まれます。
ただ実際は、鼻と気管、気管と食道はつながっているわけですから、風邪(急性上気道炎)や各アレルギー疾患、副鼻腔炎(蓄膿症)、逆流性食道炎に伴う咳などは専門科がまたがっており、厳密にどちらが診るとは決まっていませんし、どちらでも診療可能です。
発熱、せき、たん、息苦しさなど呼吸器に関わる症状でお悩みの場合は、ぜひ一度当院へご相談ください。また、健康診断で胸部レントゲン異常を指摘された方、禁煙を勧められた方、睡眠時無呼吸症候群の疑いありと診断された方も是非ご相談ください。