片頭痛
どんな病気?
頭痛には片頭痛と緊張性頭痛、群発頭痛の3つがあります。
その中で片頭痛は若い女性に多く、症状の程度も様々です。
片頭痛の原因は実はよくわかってない部分もあります。その中でも三叉神経血管説が有力とされており、血管や三叉神経終末における炎症が関与しているのではないかと言われています。
どんな症状がでるの?
症状は頭部の片側、どちらかというと前頭部寄りで、ドクンドクンと血管の拍動に一致して痛みがあり、それが4時間から72時間の間継続します。また場合により気持ち悪くなったり、吐いたり、光がまぶしく感じたり、音がうるさく感じたりもします。
どうやって診断するの?
上記の症状がそのまま診断基準になりますが、4~72時間続く頭痛発作が5回以上あり、頭の片側が拍動性(ドクンドクンの脈打つように痛む)に痛み、日常的な動作(歩行や階段の上り下り)で増悪する、のうち2項目を満たし、悪心や嘔吐もしくは光過敏や音過敏のうち1項目を満たす場合に診断されます。
どうやって治すの?
内服治療が基本となります。一般的な解熱鎮痛薬を使用し、これで改善しない場合は片頭痛専用の薬も使用します。
また、ストレス、月経、人ごみ、睡眠不足や睡眠過多、アルコールなどが原因となることもあるので、それらが除去可能であればそれに努めるのも重要です。
なにに注意したらいいの?
若くても発症しますので、日常生活に支障が出るようであれば、病院を受診して内服等治療により症状を改善させてあげるほうがよいでしょう。
頭痛の原因は上記の3つに分けますが、発熱や感染症状があるのであればその他の疾患も鑑別に挙げる必要がありますので、すぐに病院受診が必要となります。
当院では・・・
当院では病歴聴取から診断を行い、内服治療により症状の緩和を目指します。
更なる精査が必要な場合には脳外科や神経内科の専門医へ紹介いたしますので、一度ご相談ください。