呼吸器内科・アレルギー科・内科

いわさきJクリニック

下痢

どんな病気?

下痢も便秘と並んで、今までに一度も経験したことがない人はいないのではないでしょうか?感染性胃腸炎や食中毒、過敏性腸症候群、もしくは食事の内容によっても引き起こされます。また元々の体質という人もいれば、特殊な疾患により発症するという人もいます。
 腸のなかで水分が多いと下痢になりますが、水分の吸収が十分でなく下痢になる場合、水分が分泌して下痢になる場合、腸の動きが早すぎて水分を吸収する前に肛門に到達して下痢になる場合、炎症により下痢になる場合などがあります。

どんな症状がでるの?

症状は水様便が出るということですが、色や臭い、回数などでも疾患別の特徴が出ることがあります。
 ただいずれも便意や腹痛に引き続き排便し、排便すると一旦落ち着くという場合が多いです。
いわさきJクリニック

どうやって診断するの?

急性の下痢と慢性の下痢に分けますが、急性の下痢は感染性下痢であることがほとんどです。
 4週間以上続くときは慢性の下痢と診断します。
 その他原因についてですが急性下痢の場合はほとんどが感染性で、非感染性だと暴飲暴食、ストレス、アレルギー、中毒などが挙げられます。慢性の下痢は鑑別疾患が多くなるので、基礎疾患の除外が非常に重要になります。

どうやって治すの?

治療法はまず脱水、電解質の補正が最初にすべきことです。薬はその後に検討しますが、下痢を止める止痢薬の使用には注意が必要です。一般には感染性胃腸炎の場合には止痢薬は使用しないほうがよいとされています。
 感染性でない下痢症の場合には止痢薬も適応となります。
 いずれもケースバイケースなのでそれぞれの症状、経過に応じてというところでしょうか。

なにに注意したらいいの?

脱水には注意が必要です。若い人はすぐに命に関わることにはならないでしょうが、高齢者の場合は嘔吐や下痢から脱水になり、そのまま放置すると重篤化する危険性があります。
 十分に水分を取ることで、それにより嘔吐や下痢をしたとしても水分摂取はそれ以上必要です。
 単なる水よりもスポーツドリンクや経口補水液が望ましいです。とくに経口補水液は飲む点滴と言われ、これさえあれば点滴は不要とも言われています。
 あとは食事ですが、水分さえ摂っていれば食事の重要性はそれほど高くありません。食べなければ治らないということはないので、消化にいい食べ物を選択するようにしてください。

当院では・・・

当院では詳細な病歴聴取により原因を検索します。症状の改善を第一に考えますが、特に感染性胃腸炎の場合には自然治癒しますので、それまでの間注意すべき食事や脱水の予防などを指導いたします。
 また内服調整により症状の緩和を目指します。
いわさきJクリニック
お問合せはTEL: 095-828-5556
いわさきJクリニック