呼吸器内科・アレルギー科・内科

いわさきJクリニック

高血圧

どんな病気?

血圧は末梢血管の抵抗と心拍出量で規定されます。起床後一時間以内、もしくは就寝前に、排尿後、食事の前に計測してみて、判定します。実際の値は年齢、病状、基礎疾患や腎機能によって変わってくるので医師に相談してください。
高血圧には本態性高血圧症と二次性高血圧症とがあります。原因不明なのが本態性で遺伝や環境によると考えられています。二次性は腎臓や腫瘍、ホルモンなどが原因となります。二次性の場合はその原因の専門科で診察することが多いですから、一般内科で診療するのは本態性高血圧がほとんどです。高血圧は脳心血管系のリスクが上がり、臓器障害の危険性が増します。

どんな症状がでるの?

高血圧の症状は一般にはほとんどありません。自覚症状がないので、健診その他で血圧を測定して初めて気づくことがほとんどです。
もちろん長年高血圧を放置した結果、脳心血管系の病気を発症したらそれぞれの症状が出ますが、そういった病気を発症する前に血圧を管理し予防することが重要です

どうやって診断するの?

血圧測定で診断します。着席後数分静かにして2回測定し、その平均を測定値とすることが一般的です。しかし病院で測ると緊張した結果高めに出ることがあり、白衣高血圧と呼びます。家庭用血圧計でも、普段から自宅で定期的に測定し、患者さん自身が血圧の値を把握し管理することが重要だと思います。
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どうやって治すの?

降圧薬と呼ばれるものを使います。いろいろな種類がありますが、その人の年齢、状況、基礎疾患によって使い分けます。薬を使うと血圧が下がりますが、それは高血圧が治ったということではありません。薬を止めるとすぐに血圧は上がります。高血圧自体を治すためには減塩、体重減少、運動などが必要です。もしそれらを施行し成功したのであれば、降圧薬の減量、中止が可能です。しかし若い人ならばまだしも、多くの高血圧患者である高齢者は運動や体重減少を行うことはやはり困難で、それであれば薬の力を借りるほうが現実的で効果的かもしれません。

なにに注意したらいいの?

普段から減塩を心がけ、生活に適度な運動を取り入れることは、高血圧と診断された人も、高血圧予備軍の人にとっても重要なことです。あとはご自身の血圧を把握することも大事です。特に高血圧と診断された人は家庭血圧計で構いませんから、同じ時間、同じ場所、同じ姿勢で毎日計測し、過去との比較によって現在の血圧の状況を把握しましょう。変化があった場合、それが高くなったとしても低くなったとしても、医師に相談してください。その他生活習慣では、喫煙は厳禁です。

当院では・・・

当院では患者さんに血圧手帳をお渡ししますので、是非家庭での血圧を測定する習慣をつけてください。それをもとに内服の調整を行います。また定期的に採血を行いますが、それは内服薬による副作用が起きていないかの確認と、その他の生活習慣病を併発していないかの確認のためです。
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お問合せはTEL: 095-828-5556
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